2017年6月20日の『あさイチ』、今からの熱中症対策と部屋干しです。
気温差でもなる熱中症
5月に関東の小学校で熱中症を発症しました。校庭で15分程度歌の練習をしていただけで、この日の気温は21.4℃。一見過ごしやすいように感じますよね。
ポイントは前日との気温差。前日は16.0℃と5℃の温度差がありました。体が夏になっていいのか冬のままでいいのか難しいところで、汗をかく能力や放熱する能力が十分ではないんです。
私たちの体は夏になると自然と熱を放熱しやすくなっています。暑さが続くと皮膚に近い血管が広がって発熱したり汗をかいたりします。
一方で涼しい日が続くと血管は細いまま。血管から熱が逃げづらく、うまく体を冷やせません。この状態で急に気温が上がるから熱中症になるんです。
梅雨の合間や梅雨の後にぐっと気温が上がる時には注意が必要です!今から出来る対策は、涼しいうちに体を慣らすこと。少し暑めのお風呂に入ったり、ひと駅分歩くなどうっすら汗をかく程度のことをやっておきましょう。
スゴ技Q!部屋干しの悩みスッキリ解消術
早く乾く針金ハンガー術
意外と乾きにくい綿のTシャツ。針金ハンガーを横に折って、前身ごろの部分が少し浮くようにします。中に空気が通るので乾きやすくなりますよ。
また、ジーンズは裏返してから針金ハンガーを2本使って、横長にしたハンガーをベルト通し3か所に通します。同じ横長のハンガーもう1本の先をポケットに差したら、取っ手部分をチャックのところから出します。ジーンズが輪っかのような形になって、さらにポケットも乾きやすくなりますよ。
次に子供の上履き。毎週のように洗いますが、針金ハンガーの両サイドを上につき上げてここに上履きを差し込みます。この形のハンガーも売っていますが、針金ハンガーで作った方がお安いですよね。
大量の洗濯物を早く乾かしたい!
干し方は「アーチ干し」がおすすめ。四角いピンチハンガーの外側に長いもの、内側に短いものを干すんです。これだと外側に洗濯ものには風が当たり、内側にも風の通り道が出来ます。
さらに扇風機を使えば、時間が半分ほどに短縮します。四角いピンチハンガーの場合は首を振らずにアーチの真ん中に風を当てます。部屋中洗濯ものだらけという場合は首を振ってまんべんなく風を送りましょう。
風の強さは強でも中でも時間はほとんど変わりませんでしたが、中の方がちょっと電気代が安くなりますよ!ポイントは風速。風速2mあれば乾くので中で大丈夫なんです。洗濯物が軽く揺れるぐらいです。
風で乾かすというよりは周りの湿った空気を飛ばす感覚なので、サーキュレーターがあるなら下から風を送る方がよりいいそうです。
他にも扇風機を複数台使う場合は同じ方向に、カーテンの近くは避けるのもポイントです。
部屋干しの基本
- 部屋のドアは開ける。風の通りが良くなります。
- 雨や湿度の高い日は窓を開けない。
- 干していけない場所はカーテンレール。端っこではなく部屋の中央に干すようにしましょう。
- 洗濯物の間隔はこぶし1つ分。これぐらい開ければ風が通ります。
乾きづらいバスタオルの干し方
2枚のバスタオルをピンチハンガーで干す時は、「囲み干し」がおすすめ。まるく筒状にした形です。
ポイントは縦長よりも横長に干すこと。洗濯物は上から乾くのでなるべく短くします。また、隙間を空けた筒状にしたことによって空気が外に流れて、外側も同時に乾いていきます。
部屋干しの臭い
お父さんの襟汚れはほとんどが皮脂。これが臭いの元なんです。これを取るにはまず40℃のお湯につけて固形石鹸を直接こすりつけます。次にブラシでゴシゴシ擦っちゃいます。(シルクはNGです)ぬるま湯で落とせばきれいになるので、洗濯機で洗うだけ。
この状態で部屋干しすれば、娘さんもビックリするほど無臭になりますよ!
皮脂を落とすには界面活性剤と弱アルカリ性の2つかポイントで、この両方を持ち合わせているのが固形石鹸なんです。台所洗剤や重曹では両方が揃わないんです。お父さんのために洗ってあげましょう。