2017年5月22日の『ヒルナンデス!』は、洗濯・乾燥・アイロンがけなど洗濯にまつわるお悩みを達人か解決してくれます!
部屋干ししても服が生臭くならない方法は?
部屋干しの臭いの原因は雑菌で、洗濯物に含まれる水分によって繁殖してしまいます。だから、如何に早く乾かすかを意識する必要があります。
干し方では外側が長いもの・内側が短いものという『アーチ干し』がおすすめ。こうすると一番外側は空気と触れる面積が多いので早く乾くんです。また洗濯物の下に空間が出来るので、真ん中も空気が抜けて乾きが早くなるんです。
乾く時間を比べると、真ん中を長くする『V字干し』や長短交互に干す『長短干し』が4時間30分かかるのに対して、アーチ干しは4時間で乾きました。条件によっても違うそうですが、洗濯物の臭いがする目安が5時間なので、なるべく早く乾くことにこしたことはありません。
お洗濯のコツは?
2016年12月に洗濯表示が変っていて、世界基準に統一されています。
出典:https://www.myrepi.com/tag/laundry-display-lp
気をつけたいのは『W』のマーク。ウエットクリーニングと言って、「家では洗えないけどクリーニング業者は水洗いできる」というものなんです。これは間違えちゃいそうですよね。家で洗えるものは必ず桶のマークがついています。
おすすめはスマホのアプリで『洗濯タグチェッカー』というもの。(無料・iPhoneのみです)洋服のタグと同じマークをタップすれば、洗濯方法が簡単に分かります。旧表示にも対応していますよ。
ニットの型崩れを防ぐ脱水方法は?
家でも洗えるニットは多いですが、乾いたバスタオルでくるんで脱水すれば型崩れを防げます。脱水時の遠心力が型崩れの原因なんですね。
ニットを洗濯機で洗う時はネットに入れますが、この時ニットは2~4つ折りにして袋の大きさにピッタリ合うようにします。洗濯機にネットを入れる時にはひと手間かけて、一度水に沈めます。こうすることで、ネットがプカプカ浮くことがなくなります。
脱水の時に洗濯ネットから出してバスタオルで挟み、手で押してタオルに水分を馴染ませてから洗濯槽の底に張り付けるように置きます。こうすることでニットを固定して遠心力を最小限に抑えることが出来ます。
干す時は平干しにします。こうすれば自宅でもバッチリ洗濯できますよ。
バスタオルにくるむテクニックは、薄手のブラウスやひらひらしたトップスにも応用できるので、ぜひお試しください。洗濯めんどくさくてTシャツやトレーナーしか着ない私・・・。ひらひらにチャレンジしてみようかしら。
洗濯ネット活用術
洗濯ネットは服に合ったサイズを用意することが重要ですが、ピッタリサイズがないことも。ネットが大きければゴムで縛ってジャストサイズにすればいいんです。こんな簡単なひと工夫でいいんですね。
面倒なシューズ洗いも洗濯機で出来ちゃうネットまであります。これなくてもそのまま洗濯機で洗っている人がいっぱいいますが、これを使えば洗濯機にも靴にも傷が付きにくくて、そのまま物干しに干せますよ。
靴洗った後の洗濯機で服を洗うのは抵抗があるという人も最近の洗濯機は自動でも2度すすぐので、汚れは残らないんです。それでも気になる人は衣類を洗う前に何もいれずに一度回しましょう。
外食時の食べこぼしは?
子供がよくやるミースソースの食べこぼし。分かっていても食べたいですよね。こんな時におしぼりで拭くのはダメなんです。消毒に使われている塩素で洋服が色落ちする可能性もあるんです。
正しい方法は紙ナフキンで裏と表を挟んで、紙ナフキンに移しとるだけでいいんです。水をつけてしまうと、にじんでしまうので意味がないんです。飲み物でも同じ方法です!
泥汚れを取るには?
泥は砂と石で出来ていますが、服についている時には水分が接着剤の役目をしているんです。一旦乾かしてしまえば砂と石に戻るので、汚れが落ちやすくなります。乾かしてから叩いて、その後に洗濯しましょう。
ドライヤーで乾かせば早いや、と思いがちですが、熱もよくないので自然に乾かしましょう。子供の真っ黒の靴下にも有効な方法だそうです。先に洗ってしまうと水の力でどんどん繊維の奥に染み込んでしまうので、なかなか取れなくなっていたんですね。
一方で食べ物・飲み物の汚れを乾かすのはNGです。
クリーニングした後の保管方法は?
クリーニングから帰ってきたら必ずビニールのカバーを外します。そのままクローゼットに入れるとカビの原因になってしまいます。また、クローゼットで保管する時にはいらなくなったシーツで洋服をまとめてくるみます。
クリーニング屋さんにはクリーニングに出したら次のシーズンまで預かってくれるサービスもあるので、クローゼットがパンパンなら利用してみても。
ふとん圧縮袋のようなものでコートを収納している方もいますが、空気を抜いてペッタンコにするとしわの原因になるので、密封する程度の方がいいようです。
襟付きシャツのアイロンがけが面倒!
天気がいい日にはシャツを脱水せずに水がポタポタした状態で干すと、水を含んだ服が重みでしわを伸ばしてくれるので、アイロンいらずなんです。
他にもピンチハンガーで逆さに干すと重い方が下になるので、服の重さだけで自然にしわが伸びます。パーカーやズボンにもおすすめですよ。