【林修の今でしょ講座11月21日】医者がやっている風邪予防は?

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2017年11月21日の『林修の今でしょ!講座』は3時間SPです。放送予定内容は、

  • 特別講座3本立て
  • 長生きの秘密は「油」にあった!健康長寿の人々が普段摂っている油を大発表!果たしてNo.1に輝くのは何油?
  • 24時間血圧計で測定して上昇の波を徹底分析!「血圧が急上昇する」瞬間は○○だった!高血圧を防ぐ対策法が続々…果たして血圧が急上昇する意外な行動とは!?
  • 名医100人に調査!「カゼの予防検定」医者が普段やっているカゼ対策をクイズ形式で学ぶ!問題を解くだけでカゼ予防の知識が身に付く!

です。

出演者は、MCに林修さん、進行に松尾由美子アナウンサー、学友に室井滋さん、東ちづるさん、中山秀征さん、伊集院光さん、安藤なつさん、新井恵理那さん、谷まりあさんです。

放送内容は随時更新します。

健康長寿に聞いたよく使う『油』とは?

健康長寿1000人に聞いたビッグデータをもとに健康のために使っている油を調査したところ、ベスト5の油は、

  1. オリーブオイル(339人)
  2. ゴマ油(130人)
  3. アマニ油(34人)
  4. エゴマ油(25人)
  5. 菜種油(13人)

でした。





ゴマ油の効果は?

ゴマ油に含まれるリノール酸は体の内部で異常が起こった時に危険信号を発信する物質に変化します。これがないと体の内部で異常が起こっても気づかずにどんどん悪くなってしまうんです。

リノール酸からの影響で変化したホルモンの一種は、痛みで体の不調を知らせたり血管の拡張や収縮を行ってくれます。

健康長寿に聞いた『油』の使い方は?

健康長寿1000人に聞いた油の使い方ベスト5は、

  1. 炒め・揚げ・焼き(521人)
  2. サラダにかける(154人)
  3. 味噌汁に入れる(49人)
  4. パンにつける(37人)
  5. 納豆に入れる(25人)

です。

味噌汁×油の効果は?

味噌汁に油を入れるとどんな効果があるんでしょうか?オリーブオイルを入れることによって、大豆にはないオレイン酸を補足して強化することが出来ます。

このオレイン酸を摂ることで動脈硬化の予防や便秘解消などに期待が出来ます。

油の生産地の使い方とは?

香川県小豆島はオリーブオイルとごま油が生産量日本一。ゴマ油を味噌汁・ドレッシングに入れたり、オリーブオイルをパンにつけたり麺つゆに入れたり刺身醤油に入れたりまでするんです。






ゴマ油に多く含まれるリノール酸には、悪玉コレステロールを減少させる効果があります。

他にもオリーブオイルを焼肉のたれやお寿司にも使っているそうですよ。ただし摂り過ぎはカロリーオーバーになってしまうので、1日40~65g程度を目安にしましょう。

名医100人に聞いた風邪の予防法・治し方ランキング

風邪をひきやすいのは11月と12月。意外と一番寒い2月ではないんです。今回はお医者さんが実際に行っている予防法・治し方のランキングなので、ぜひとも試してみたいですね。まずは予防法ベスト7です。

風邪予防法【第7位】朝ホットヨーグルトを食べる

腸内環境が悪くなると、免疫力が下がります。そうすると風邪をひきやすくなります。その為に腸内環境を整えてくれる乳酸菌を摂るのは分かりますが、なぜホットなんでしょうか?

ヨーグルトは温めることで乳酸菌が活性化するんです!このホットヨーグルトを食べることで腸内の善玉菌が増加して、免疫力がアップするんです。

免疫細胞も温度が高い方が元気になるので、必要な時・感染症にかかりそうな時に適切に体温を上げて、精一杯自分の免疫細胞が活躍できる環境を維持することが大切です。

しかし睡眠中は体温が下がってしまうので、朝ホットヨーグルトを食べることで体温も免疫力もアップすることが出来ます。

ホットヨーグルトの作り方のポイントは温度。目安は35~40℃なので、1人分を電子レンジ600Wで30~40秒温めるだけでOKです。反対に63℃以上になると乳酸菌は死滅してしまうので注意が必要です。





いつでも温かいものを食べるのではなく、体温を上げたい時に上げらる体にしておくことが大切です。

では、平熱が高いと風邪をひきにくいのでしょうか?平熱は関係なく、体温を上げられることの方が重要です。低体温だから風邪をひきやすいという人もいますが、それは間違いなんですね。

【番外編】腸を元気にするマッサージとは?

風邪を予防するにはお風呂の中でおなかを「の」の字マッサージしましょう。おへそからスタートして時計回りにマッサージすることで、腸が刺激されて動きが活発になります。

これ、便秘の時にするマッサージだと思っていましたが、腸を活発にすること全般的にこうかがあるんですね。

風邪予防法【第6位】洗濯物は部屋干しする

部屋の湿度が40%以下だとウイルスが空気中を浮遊してしまいますが、40%以上になると水分の重みでウイルスが落下するんです。

部屋の中に濡れた洗濯物を干すことで、加湿されてウイルスも落下します。もちろん加湿器を使ってもOKです。

加湿器を使用する場合、加湿器は高い場所に置きましょう。加湿器の蒸気の出る位置が低いと鼻や口に湿度が届かないので、あまり意味がないんです。高い位置に置けば部屋全体に行きわたります。

反対に部屋干しをすると細菌やウイルスが増殖しそうなイメージですが、ウイルスは自分では繁殖できないので問題ないんですが、最近は別。加湿はし過ぎずにほどほどを目指しましょう。





【番外編】口呼吸を改善する体操とは?

部屋の乾燥以外にも口呼吸による乾燥もあるんです。その口呼吸を改善する体操が『あいうべ体操』なんです。この体操で口呼吸を鼻呼吸にしていきます。

鼻呼吸になれば鼻毛や粘膜が菌やウイルスを絡め取ってくれます。一方、口呼吸の場合は菌やウイルスが直接体に入りやすいので、風邪にかかるリスクが高くなります。

口呼吸になる理由は舌の位置。舌の位置が下がると口が開きやすくなってしまうので、舌の筋肉を鍛えて位置を上げることで自然に口が閉じるようにします。

『あいうべ体操』は、『あ・い・う・べ』と発声しながら口を大きく開いて舌を出す体操。この体操を実践している小学校では風邪の子供が減ったそうです。

鼻呼吸をするメリットは他にもあって、鼻の温度が上がるんです。舌には血液がたくさん流れているので温かいんです。この舌が上あごにつくだけで鼻が温まるんです。

鼻の温度が低いと何が起こるんでしょうか?人間の体には免疫力を司る白血球が各所に分泌していて、もちろん鼻にもあります。これが温度が下がると免疫が低下して、鼻から入ってくるウイルスなどに抵抗できなくなるんです。

先生曰く、いっぱい息を吸える人は健康で、健康な人ほど呼吸がゆっくりなんだそうです。鼻呼吸をすることは深呼吸をするという点でもおすすめです。

『あいうべ体操』の『べ』だけでもいいような気がしますが、『あ・い・う』の所で顔を大きく動かすことで顔周りの温度も上がるので、免疫力があがるんです。





風邪予防法【第5位】朝起きたらすぐ歯磨きをする

夜間寝ている間に口の中ではウイルスや細菌が繁殖します。朝そのまま食事を摂ると、ウイルスや細菌が体内に入りこんで喉から感染してしまいます。

風邪ウイルスは通常たんぱく質の膜で覆われているので、膜が邪魔で簡単には細胞に侵入できなくなっています。

ところが睡眠中の口の中ではプロテアーゼというたんぱく質を分解する酵素が増加して、風邪ウイルスの膜を破壊してしまうんです。結果、むき出しになった風邪ウイルスは感染力がアップするんです。

それを予防するためには、朝一番に歯を磨いて口の中を清潔に保つ必要があります。時間がなければ最低でもマウスウォッシュでうがいしましょう。

歯磨き以外にも温かいものを飲むことで洗い流すことが出来ます。ウイルスと共に飲み込んでも胃酸で溶けるので、喉にさえつかなければいいんです。

【番外編】あえて風邪をひく!?

風邪にはワクチンがあるの?→医療用のワクチンはありませんが、かかってすぐ治せば『最強のワクチン』が手に入ります。

ワクチンは弱毒化したり無毒化したものを打っていますが、軽い病気になってやっつける耐性を作るんです。だからいざ本物が来てもやっつけられるんです。

風邪も同じ原理で、風邪をひいたかなと思ってそれを半日で撃退すれば、それが一番いいワクチンなんです。ずーっと無菌で生きているよりも、軽めの風邪を何度もひいている人の方が強いんです!

今までと同じような風邪の症状なら家でじっとしていて、明らかに症状が違う場合は病院に行くという方法がおすすめですよ。





風邪予防法【第4位】寝る時にマスクをする

寝てて具合が悪くなるパターンは、だいたい喉が乾燥して粘膜がダメージを受けて、ウイルスが侵入しやすくなるからなんです。マスクをすることで口元の保温と保湿が出来ます。

マスクが苦手な人は部屋の湿度を調整すればいいんですが、理想的な部屋の湿度は60%くらいと言われています。これは6畳の部屋に濡れタオル1枚で十分なんです。加湿器が無くても簡単に出来ますね。

【番外編】普段から漢方を飲む

風邪にかかりたくなければ普段から漢方を飲むのがおすすめなんです。

昔はウイルス疾患なんて分からなかったので、風邪もインフルエンザも新型インフルエンザも『急性発熱性疾患』でした。

先生は新型インフルエンザが流行した2009年に実験をしました。病院スタッフの半分が漢方を飲んで半分が飲みませんでした。

すると、新型インフルエンザにかかったのは漢方を飲んだ179人のうち1人、飲まなかった179人のうち7人と漢方の効果が証明されたんです。

この実験で飲んだ漢方は『補中益気湯ほちゅうえっきとう(製品番号41番)』というもの。名前を覚えられなくても、90%以上のメーカーは漢方の番号が一緒なんです。41番と覚えましょう。

この漢方は朝鮮人参が入っていいて、何となく元気が出るんです。胃腸の働きをよくして体力を回復させる元気を補う漢方薬の代表格ですね。ぜひお試しください。

漢方薬を普段からずっと飲んでいると副作用が出たりしないんでしょうか?漢方薬でも薬剤なので、何かが起こることもあります。自分に合わないと思った時には止めましょう。くれぐれも漢方だから安全という訳ではありませんよ。





風邪予防法【第3位】豚の生姜焼きを食べる

生姜は熱を加えると『ショウガオール』という成分が作られて、このショウガオールを摂取することで体温が上がって免疫力が上がるので、風邪をひきにくい体になります。

また、豚肉に含まれるビタミンB1は体の免疫機能を維持する上で欠かせない栄養素で、ビタミンB1が不足すると免疫力が下がって風邪をひきやすくなります。

ショウガオールとビタミンB1を一緒に食べることが大切ですね。

他にも風邪予防に辛い物を食べて汗をいっぱいかくという人もいると思いますが、汗をかいたまま外に出ると冷えて風邪をひいてしまいます。これは普通の温度の部屋でも一緒なんです。いちいち汗を拭きとぐらいなら、汗かかないくらいの体温に上げるのが一番いいんです。

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