2017年6月3日の『ジョブチューン~アノ職業のヒミツぶっちゃけます!』は『名医たちがぶっちゃけ!病気を予防する最強の食べ物2時間SP!』です。放送予定内容は、
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老眼・ヒザ痛・骨粗しょう症の予防に!冷え症・不眠症・シミやシワの改善に!健康長寿・免疫力アップに!病気を予防する最強の食材を最新のデータとともに大発表!
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《免疫》 暑くなるこれからの時期、夏カゼ・夏バテなどになる原因の1つが、免疫力の低下!免疫力アップに効果的!冬の小松菜を超える、今が旬の緑の野菜とは!?
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《シミ・シワ》 スーパーで簡単に手に入り、しかも、普段の食事にかけるだけでOK!シミやシワが改善するという食べ物を1週間摂取!驚きの検証結果を大発表!
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《冷え症》 冷え症の予防改善に効果がある食べ物は、普段は捨てているアノ部分!? 効果絶大!食事から30分で体温が上昇する意外な食べ物&調理法に一同騒然!
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《ヒザ痛》 グルコサミン・コンドロイチンだけじゃない!ヒザ痛に効果的な食べ物とは!?
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《骨粗しょう症》 カルシウムの吸収を助け、骨を丈夫にするという食べ物とは!?
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《長寿》 「長寿県」の食生活に密着!長寿の秘訣となる健康食材とは!?
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《睡眠》 寝苦しい夜が増える時期、睡眠の質を上げ不眠症改善に効果的な食べ物とは!?
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《老眼》 少量でOK!老眼の進行を抑え、白内障の予防になる身近な食べ物とは!?
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生産農家オススメ!毎日飽きずに食べられる、絶品レシピも大公開!
です。内容盛りだくさんですね。
出演者はMCにネプチューン名倉潤さん、原田泰造さん、堀内健さん、パネラーにバナナマン設楽統さん、日村勇紀さん、土田晃之さん、山村紅葉さん、三田寛子さん、田中要次さん、ビビる大木さん、進行に田中みな実さんです。
放送内容な随時更新します。
免疫力アップには?
これから暑くなる時期の起こるのが、免疫力の低下。免疫力は体内にウイルスや病原菌が侵入するのを防いで、悪影響を与える細胞をやっつける自己防衛機能のことです。
夏に免疫力が下がるのは腸の冷えが原因。腸には体全体の6割もの免疫細胞が集中していて、暑くなると冷たいものを食べすぎるので腸が冷えて免疫力が下がるんです。
毎日3000~4000個のがん細胞が発生していますが、健康な人の体内では免疫細胞ががん細胞を死滅させているのでがんにはなりません。
免疫力を上げるには免疫細胞の働きを高めて、免疫細胞を増やすことが重要になります。以前、冬に免疫力を高める食べ物として小松菜が紹介されましたが、夏に効果的なのは「青じそ」です。
(ちなみに皆さんは「青じそ」って言いますか?我が家は「大葉」としか言いませんが・・・。)
免疫力を高めるにはビタミンE・βカロテンが効果的で、ビタミンEは小松菜の4倍も入っています。青じそは6月から9月が旬で、免疫力が低下しやすい夏こそ食べて欲しい食べ物なんです。
薬効成分を考慮すると1日に20~30枚食べる必要がありますが、こんなには食べれませんよね。毎日数枚食べるのが理想的です。
おすすめの食べ方は「青じそと人参のかき揚げ」。青じそは細かく刻むことで抗酸化作用が高まります。さらに、βカロテンは油で調理すると吸収率が高まるので、ニンジンと青じそが最強の組み合わせです。
1つのかき揚げに青じそ4~5枚入っているので、効率的に摂取しやすいですね。おかずにもビールのお供にも!
シミ・シワには?
夏に増える紫外線はシミ・シワのもと。しかも、紫外線が1年で強いのは5月から梅雨入りまでの今の時期なんです。ええ、油断しています。予防するには重要な時期なんですね。
他にも近年シミ・シワの原因として言われているのが毛細血管の老化。毛細血管は肌の下で栄養・酸素を肌に送って老廃物を吸収しています。
ところが毛細血管が老化すると短く細くなってしまうため、肌に栄養や酸素が行かなくなってシミやシワの原因になるんです。メラニンが吸収できないからシミの原因になるんですね。
毛細血管の老化は45歳を境に起きているそうなんですが、ある食べ物を食べれ毛細血管が修復されます。それが「シナモン」。
シナモンに含まれる「ケイヒエキス」という成分が毛細血管を修復してくれます。ちなみにシナモンは「桂皮」とも呼ばれていて、昔から漢方などでも使われています。
適量と言われているのは毎日小さじ1杯(1g)。ただし、肝臓に持病がある人・妊婦さんは気をつけたほうがいいので、主治医に相談してからにしましょう。
食べ方としてはコーヒーや紅茶などの飲み物に混ぜる、ヨーグルトやバナナにかけるなど数回に分けて使って1日の1g摂るのがおすすめです。
先生がおすすめするのは「シナモン豆乳」。豆乳には大豆イソフラボンが入っているので、そもそも肌の新陳代謝を促してくれます。
材料は豆乳200ml、シナモン小さじ1/2、オリゴ糖適量です。このシナモン豆乳に合わせて1日60回のつま先立ち運動をすれば、シミ・シワの改善が期待できます!明日スーパーからシナモンが無くなりそうですね。
冷え性には?
実は冬より夏に冷える人が多いんです。女性の7割が悩む冷え性。私も昔は足先が冷えて寝つきが悪いなんてことがありましたが、出産を機に太ったせいかそういえば治りましたね。
そもそも冷え性とは、冷たい空気やストレスなど様々な要因で血管が収縮して、血液の流れが悪くなって血液がちゃんと行き渡らずに冷えてしまう状態。
女性に多いのは男性に比べて筋肉量が少なく、基礎代謝が低いため。熱を生みにくいから冷え性の人が多いんです。冷え性の予防・改善に効果的になのは血流をよくすることで、その働きがある栄養素が「シトルリン」。
そのシトルリンを含む夏が旬の食べ物とはなんと「スイカ」。スイカと言えば体を冷やすというイメージですが、シトルリンは白い皮の部分に多く含まれるんです。
白い部分の食べ方たとしては、外側の皮をピーラーで剥いてから一口大に切って浅漬けの素で3時間漬けます。そういえばうちのおばあちゃんも白いところを塩もみとかして食べてました。私も小さい頃食べたな・・・。
他にも豚肉と一緒に調理するのがおすすめ。たんぱく質が多く含まれるので、体温が上昇します。材料は1人分でスイカの皮200g、豚バラ肉100g、ごま油小さじ2、ポン酢大さじ2、青じそ5枚です。
豚バラをごま油で炒めたら、ここにスイカの白い部分を入れてしんなりするまで炒めます。ポン酢を和えれば「スイカと豚肉のポン酢炒め」の完成です。
ひざ痛には?
「しょうが」。鎮痛作用や炎症を抑える作用がある「ジンゲロール」が入っていて、1日に60g摂取が目標です。大き目のしょうが1かけですかね。6週間続けた人の4割の方のひざの痛みが軽くなりました。
ただ、この量のしょうがを食べようと思うとどうすればいいのか…。カレーやお味噌汁に入れると美味しいんですが、乾燥しょうがを取り入れると効果的に摂取できます。
乾燥しょうがは水分が飛んで成分が凝縮されているので、6gで十分です。ジンゲロールは加熱すると「ショウガオール」に変化しますが、ひざ痛への効果は変わらないのでどんな料理にも入れられます。
おすすめの簡単レシピは「しょうがの炊き込みご飯」。材料は4人前で、
- しょうが100g
- 新しょうが20g
- 米3合
- 鶏肉100g
- 油揚げ1枚
- だし汁420㏄
- みりん大さじ2
- 酒大さじ3
- しょうゆ大さじ3
炊飯器に米とだし汁・みりん・酒・しょうゆを入れて、食べやすい大きさに切った鶏肉と油揚げを入れます。ここまでは普通の炊き込みご飯と一緒ですね。
あとは千切りしたしょうがを入れて炊くだけ。お茶碗によそった後に新しょうがの千切りを乗せるのがポイントですよ!
もう1つのおすすめレシピは「新しょうがのかき揚げ」。材料は3人分で、
- 新しょうが120g
- にんじん30g
- 小麦粉50g
- 水1/2カップ
作り方は簡単で、新しょうがとにんじんを太めに千切りし、小麦粉を水で溶かして混ぜ合わせます。これを1口サイズにまとめて170℃のサラダ油で揚げるだけです。揚げ時間はたったの1分。食感を楽しみましょう。
ひざだけではなく全ての関節に効くので、関節の痛みが原因の腰痛などにも効くようです。毎日食べることが効果的ですよ!この毎日ってのが難しいから3日坊主なんですけど・・・。
骨粗しょう症には?
そもそもなぜ年をとると骨粗しょう症になるんでしょうか?私たちは腸からカルシムを吸収していますが、加齢によってこの吸収率が低下します。すると骨に蓄えているカルシウムで補うので、骨がスカスカになってしまうんです。
骨密度は20代から40歳ごろまでをピークに減る一方。だから誰でも骨粗しょう症になる可能性があります。特に女性は閉経後に女性ホルモンの低下が原因で骨密度が低下しやすいので、骨粗しょう症にもなりやすいんです。
骨密度の低下を予防するには、日頃からカルシウムをコツコツ摂ること。骨だけにね・・・。1日に650㎎の摂取が推奨されていています。
カルシウムが豊富な牛乳200㏄には220㎎のカルシウムが含まれていますが、約4割しか吸収できません。
カルシウムと一緒に食べることで吸収率を上げることが最近分かった食べ物は「レモン」。そもそも60代の女性は食生活や生活習慣を改善せずに過ごしていると、骨密度は半年間で1%減少します。
そんな60代の女性にレモン入りカルシウム飲料を飲んでもらったら、3か月で骨密度が2.4%も上昇しました。
レモンに含まれる「クエン酸」がカルシウムと結合することで、腸で吸収されやすくなることが2005年に静岡県立大学などの研究で分かりました。広島県立大学でも人で研究をし、今年の2月の論文が発表されたばかりです。
レモンに含まれるクエン酸は100gあたり6000㎎。みかんの6倍もあります。レモンと牛乳のおすすめ簡単レシピは「レモンのラッシー」。牛乳100㏄・のむヨーグルト100㏄にレモン果汁大さじ2とハチミツ大さじ1.5を入れてかき混ぜるだけです。
健康長寿には?
日本は世界有数の長寿国ですが、食べ物が関係していると言われています。一般的には和食や発酵食品が良いと言われますが、長野県が健康長寿で男女ともトップなんです。
そんな長野県の食生活の特徴は、
- 県をあげての減塩運動・・・元々塩分の多い濃い味付けが好きな長野県。食塩摂取量が多いと高血圧になって、脳卒中で突然死する可能性が高くなります。味噌汁を具だくさんにすることで塩分の排出も助けてくれます。
- きのこを食べてがん予防・・・きのこの生産量1位の長野県。購入量も1位なんです。40%がんのリスクが低いそうです。
- 食物繊維の王様寒天
この中の「寒天」が健康長寿の要因の一つのなっています。寒天には食物繊維が大量に含まれていて、100gあたりの食物繊維はごぼう5.7g、干し柿14gに対して寒天には74.1gも含まれています。
寒天の食物繊維は吸収力が抜群で、1gの寒天で100倍の100㎖以上の水分を吸収します。水分をたくさん含んだ食物繊維を食べることが健康にいいんです。
寒天の健康効果は、
- 肥満防止・・・寒天ゼリーのように水分を大量に含んだ寒天は満腹感があるので、食べ過ぎを防いでくれます。
- 便秘解消・・・便のカサを増してさらに柔らかくしてくれるので、便秘解消効果があります。
- 血糖値の急上昇を防ぐ・・・血糖値が急上昇すると糖尿病にもなりやすく、体全体の老化も早まっていきます。糖分が血管を傷つけるからなんです。また、皮膚のコラーゲンに糖分がくっつくと壊れてしまいます。するとたるみの原因にもなります。
- 悪玉コレステロールの減少・・・寒天を食べ続けると動脈硬化などの原因になる悪玉コレステロールも減少します。
1日の摂取量は約2gで良くて、寒天ゼリー以外にも簡単なレシピがあります。まずは「寒天入りの具だくさん味噌汁」。材料は2人分で、
- 角寒天1/2本(4g)
- だし汁400㏄
- にんじん25g
- キャベツ50g
- えのき50g
- 豆腐70g
- 味噌大さじ1強
寒天は洗ってから水に15分つけて、しっかりと絞ります。野菜や豆腐いっぱいの味噌汁を作ったら、熱いうちにちぎった寒天をそのまま入れます。ただ入れるだけなら簡単に使えますよね。
つづいては「寒天ご飯」。材料は2合分で、
- 米2合
- 水400㏄
- 角寒天1/2本
いつもの要領でお米と水を炊飯器に入れたら、水でふやかした寒天をちぎって入れて炊くだけ。寒天は無味無臭で熱で溶けるので、全く気になりません。パサついたお米もモッチモチになります。
睡眠には?
近年不眠症患者が増加していて、その患者数は成人の2割以上と言われています。潜在患者を含めると4割とも言われています。
不眠症のタイプは3つあって、
- 入眠障害・・・布団に入って2時間程度寝付けない。不眠症の中では軽い方です。
- 中途覚醒・・・朝起きるまでに2回以上目を覚ましてしまう。
- 早朝覚醒・・・起床予定時刻より2時間以上早く目が覚める。一回起きたらずっと目が覚めてしまいます。
この3つの症状の中でどれでも週に2回以上ひと月以上続けば立派な不眠症です。20~30代と40~50代ではあまり違いはありませんが、60歳以上になると中途覚醒が4人に1人程度いるんです。
不眠症になると様々な障害が起きてきて、眠らないと食欲を促進する「グレリン」というホルモンがたくさん分泌されて、結果として肥満になります。
他にも不眠症が原因の病気は糖尿病や高血圧・うつ病など。不眠のある人はない人に比べて糖尿病・高血圧が2倍になります。
不眠症にならないようにするためには「テアニン」という物質が重要で、脳内のα波を増加させてリラックスすることで良い睡眠を迎えることが出来ます。
そのテアニンが摂取できる飲み物が「水出し緑茶」。緑茶と言えばカフェインがあるので寝付けなくなるイメージですが、水の温度によって抽出される成分が違うんです。
熱湯で抽出した場合はカフェイン・カテキン・テアニン・アルギニンが出てきます。一方で水で抽出するとテアニン・アルギニンが出てカフェインはほとんど出ないんです。
水も0.5℃ぐらい、本当は氷水がいいんです。作り方は簡単で、緑茶パックに氷水を入れて2~3時間かけてじっくりと抽出するだけ。寝る1時間ほど前に1杯飲むと効果的です。
老眼には?
現在の日本では7000万人以上が老眼と言われています。また、スマートフォンの普及で手元を長時間見ることが多く、若くして老眼になる人も多いんだとか。
さらに、老眼をほおっておくと白内障という白っぽくかすんで見える病気になり、早い人では40代で発症、50代では半分以上が発症します。
老眼の原因は2つあって、
- 水晶体を伸縮させる筋肉の衰え
- 水晶体(レンズ)自体が硬くなって押すことが出来ない
というもの。
レンズは硬くなるのと同時に白く濁ってしまうので、白内障になるんです。80代以上ではほぼ100%の人が白内障を発症していると考えられています。
老眼の進行・白内障予防に効果があるのは「ルテイン」で、レンズが硬くなったり白くなるのを防いでくれます。
スーパーで手軽に買えて、食べる量が少量で済むのが「ほうれん草」。ルテインの1日の必要な摂取量は大体6㎎なんですが、ほうれん草だと2株程度。おひたしにしてしまえば小鉢分ぐらいです。
おひたし以外におすすめのレシピは「ほうれん草とツナの炒め物」。ルテインは油と一緒に摂ると吸収率が上がり、ツナには目の疲れに効果的なDHAが含まれます。